モンテカルロの賭博場で胴元を破産させたことから名づけられたもので、ヨーロッパでよく知られています。
ココモ式と同じくレートが3倍以上のものに有効です。
やり方は
@モンテカルロ法では、どんな場合でも数列{1,2,3}が基本となります。
A最初の賭金は{1,2,3}の両端の1と3を足した$4となります。
B勝ったら、最初の賭金である$4を負けるまで賭けつづけます。
C負けたら、数列は{1,2,3,4}となり、賭金は1と4を足した$5となります。
D連続して負けていくたび、数列は{1,2,3,4,5}{1,2,3,4,5,6,・・・}となっていき、次の賭金は常に両端を足したものにします。
E勝った場合は、その時点の数列の両端から2つずつ、数字を消去します。{1,2,3,4,5,6,7}の時点で勝った場合、次の数列は{3,4,5}となり、賭金は$8となります。
D勝ち続けて、数列の数字が1つになるか、またはなくなった場合、そこで終了します。この時、必ず儲けがでるようになっています。
例として、3回連続して負けて4回目に勝ち、さらに2回負けて7回目に勝った場合、レートを3倍とすると、
回数 1回目
負け 2回目
負け 3回目
負け 4回目
勝ち 5回目
負け 6回目
負け 7回目
勝ち
整数
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1,2,3
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1,2,3,4
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1,2,3,4,5
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1,2,3,4,5,6
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3,4
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3,4,5
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3,4,5,6
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賭金
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$4
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$5
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$6
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$7
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$7
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$8
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$9
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損益
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-$4
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-$9
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-$15
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-$1
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-$8
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-$16
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+$2
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ココモ式に比べ、負けが続いても賭金はそれほど増えず、その分投入金額が小額ですむので、実践しやすい方法です。ただし、ココモ式では1度勝てばそれまでの負けを取り戻せますが、モンテカルロ法だと負けが続いた時、その負けの分を取り戻すまでに2度3度と勝たなくてはならない時もあります。
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